筋力低下や疲労感、「体」に関する更年期の症状
筋肉や骨を作る作用があるテストステロン(男性ホルモン)の分泌量が減ってくると、必然的に筋肉量が落ちていき、ひどい人だと歩くのも困難になってきます。テストステロン値が低いと疲労度に関わるスコアが上がることが分かっています。また、テストステロン値が下がってくると、内臓脂肪が増えてきます。テストステロン値が低い人にテストステロン(男性ホルモン)を補充することにより、内臓脂肪が減って筋肉が増えるということも実証されています。
- ●理由はわからないが不安感がある
- ●ささいなことで周囲に当たってしまう
- ●パニックになりやすい
- ●夕方、急に眠くなることがある
- ●趣味やスポーツをするのが億劫になった
具体的な体の症状について
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・暑くもないのによく汗をかいている
・朝起きたら枕が寝汗で湿っている
・室内でも下着を替えないといけないほど汗だくになる
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・緊張していないのにのぼせることがある
・体中が熱くなることがある
・理由は分からないけどホットフラッシュがある
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・寝付きがわるい
・夜中に目がさめてしまう
・寝ているつもりなのに、日中眠くなってしまう
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・耳鳴りがすることがある
・座ったり寝ていてもめまいに襲われる
・原因不明の頭痛が続く
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・健診でメタボと言われた
・ベルトの穴を一つ大きくした
・ちかごろ体が重く感じる
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・筋力が弱くなってきたと感じる
・階段を上るのがきつい
・近い場所でもバスや車などで移動してしまう
・ちょっとした運動で息切れする
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・手足の痛み、背中全体の痛みがある
・長時間イスに座っているのがつらい
・長時間歩くと膝や腰が痛くなる
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・睡眠の欲求が強く、しばしば疲労感がある
・夕方になると顔が疲れている
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・ひげの伸びが遅くなってきた
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・動悸や息切れが多くなった
・頭痛が続く
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・胸に痛みがある
・吐き気
・体がだるい
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・胸が締めつけられるような感じがする
・我慢できる程度の軽い吐き気や気分の悪さが続く
上記のような具体的な症状で、あてはまる項目はありましたか?これまで男性のホルモン低下・男性更年期についてはあまり情報が多くないだけに、症状が表れても「おそらく年齢のせいだろう」と安易に済ませてしまっている男性も多いようです。
特に「不眠」については、多くの男性が身体の辛い症状を感じており、日中の仕事や活動においてマイナスの影響を受けていることが多いようです。
「原因はわからないけど、なぜか不眠気味」「自分では睡眠時間をちゃんととっているつもりなのに、日中になると眠たくなってしまう」「夜中に目がさめてしまい、困っている」など、専門クリニックのメール相談にも寄せられています。
男性更年期障害(LOH症候群)の傾向があるかどうかが分かる「セルフチェック」で今の自分の状態を把握するのもおすすめです。「なんとなく気になるけど、大丈夫だろう」という方ほど要注意。セルフチェックで、自分の身体と向き合ってみましょう。
男性ホルモンの低下と心筋梗塞・狭心症の関係
「体の症状」に挙げた心筋梗塞や狭心症といった症状は、男性ホルモンの低下が原因となっているケースがあります。
男性ホルモンの低下によって加齢現象として見逃されがちな「メタボリックシンドローム」や「高血圧」が進むにつれ、末梢部分の血管が圧迫されるなどの原因が重なり、心筋梗塞などのリクスは高まっていきます。
特に胸に違和感を感じたり、気分の悪さが続くようであれば、男性更年期とともに心筋梗塞などの検査も行うことをお勧めします。
気になる症状がある方は男性の更年期専門外来にご相談を!
男性の更年期専門外来とは
男性更年期専門外来では、男性が充実した日々を送るための治療に取り組んでいます。
男性更年期の症状を軽減するために、メンズヘルスメディカルでは東京・大阪のクリニックをご紹介しています。
- ◎男性力ドックを行い、総合的に判断します
- ◎身体面とメンタル面、両面からの診察を行います
- ◎治療は数カ月に1回。頻繁に通う必要はありません
- ◎費用面のお問い合わせ、ご相談も承っています
- ◎ホルモン補充療法を正しく行うクリニックです
その他の男性更年期の症状
心の症状
テストステロン(男性ホルモン)にはネガティブな感情が湧くのを抑える働きがあります。ですが、これが減少することにより、健康感の減少や不安を感じたり、ささいなことでいらいらしたりすることが多くなります。また抑うつや不眠、それに伴う集中力の低下や記憶力の低下なども引き起こされます。
性の症状
テストステロン(男性ホルモン)は異性を惹きつけるフェロモンを発生させる働きもあり、ドーパミンという興奮作用のある神経伝達物質を増やす効果もあります。また、陰茎の勃起に関わる一酸化窒素(NO)とも関係が深く、その減退はすなわちEDや「朝立ち」の消失、性欲の減退、頻尿とも直結するのです。
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